今回は‘松下電器体育館’において行われた‘OSGフェニックス対パナソニック・トライアンズ’の試合模様についてお伝えします。
見たかったんですよ、OSGフェニックス! なんせ来シーズンから‘bjリーグ’に参戦ですからね!! 現在‘JBL・ディビション1’2位のチーム。どれくらいの実力か確かめてみたかったんですよ!!
昨日(2月9日)は‘京都’を含む近畿地方全域で雪に見舞われました。今回の試合会場である‘松下電器体育館’は‘枚方公園駅’からバスが出ているのですが、この雪で‘運休’していまして、僕は雪の降りしきる中、歩いて会場まで行く羽目になってしまいました・・・
約20分ほど歩いて到着した会場はやっぱり‘閑散’としていました。もうちょっと人が入っているかなと思っていましたが、でも今日はしょうがないですね・・・
‘JBL’の試合観戦は前回‘名古屋’で観戦して以来約10年ぶりでしたが、いろんな意味でとても新鮮でした! カルチャーショックを受けたと言っていいくらいでした!!(笑)
試合内容、選手の質、会場運営から演出などなど、書きたいことはいっぱいありますので今回はテーマを分けて記事にしていきます。今回は試合内容、特に‘OSGフェニックス’を中心に書いていきたいと思います。
まず試合前のウォーミングアップですが、これはかなり真剣、かつ念入りにやってましたね。‘bj’よりも時間かけていました。これはちょっと意外でした・・・
それではこれから今回の試合で僕が特に注目した選手を紹介していきます。が、その前に今回の試合の‘モップがけ’をしてくれたスタッフに‘感謝’と‘敬意’を伝えたいと思います。
アナウンスでは‘地元の高校生’としかアナウンスされなくてそれがとても残念でしたが、僕はあなたたちの仕事ぶりにとても‘感動’を覚えました。あなたたちのおかげで選手が滑って怪我することなく試合も‘締まった’良いゲームになりました。 本当にありがとうございました!


モップがけをする高校生 彼女達の髪のなびくのを見ても分かるように‘スピード’が半端じゃない!

作業終了後、コートに一礼する彼女達 とても‘美しく’感じました。 これは是非‘bj’でも見習って欲しいです!
では改めまして、まずは‘OSGフェニックス’ 今回の一番のお目当てである‘川村卓也’選手が現れたときは思わず‘おお〜’っとつぶやいてしまいました。

#1 川村卓也 : 35分出場 22P(3P:4/7、2P:5/10) 2AST 3RBD
やっぱり彼は他の選手とは違いましたね! 見た目のかっこよさはもちろんのこと、スター選手が持つ独特の‘オーラ’みたいなものを感じました!


念入りにアップをする川村選手 良い面構えしています!
アップを見ていても、非常に滑らかで美しいシュートフォームと高い弧を描く‘虹’のようなシュートは見ている者を魅了せずにはいられません・・・

シュート練習する川村選手
ただ、前半はあまり調子が良くなくて、決めて欲しいシュートをちょくちょく外して思わず
「んっ?」
と思いましたが、後半に入ってからは得意のロングレンジだけでなく切れの良いドライブからレイアップで得点など本領発揮といったところでした。


川村選手のドライブ! 是非‘bj’の舞台で彼のプレイが見たいです!!
そして‘フェニックス’ではもうひとり目を奪われた選手がいました。

#30 井上聡人 : 8分出場、6P(3P:2/4)
この選手は非常に素晴らしいと思いました! プロフィールを見ると彼は‘ルーキー’なんですね。 200cm、90kgと線はまだまだ細いんですが、素晴らしい身体能力とスピードがとても印象的でした! そしてこの選手もシュートが綺麗でしたね。 ちゃんと鍛え上げれば、将来、日本を代表する選手になると強く思いました! 彼にも是非‘bj’の舞台で頑張って欲しいです。‘bj’のインサイドはもっと激しいですからチャレンジのしがいがありますよ!

相手フリースロー時の井上選手
一方の‘パナソニック・トライアンズ’では‘木下博之’選手が一番光っていました

#1 木下博之 : 32分出場 13P(3P:1/3、2P:4/6) 6AST 3RBD
178cm 70kg とちょっと小柄ですが、素晴らしいスピードとボールハンドリング、多彩かつ正確なパス、そしてなにより‘ハート’が素晴らしい! 闘志溢れる気迫の込もったドライブでゴールにアタックするその姿には何度も目を奪われました!

パスを出す木下選手

エスティル選手が守るゴールに果敢にアタックする木下選手

#20 エイドリアン・カスタス 40分出場 21P(3P:4/6、2P:2/6) 9AST 17RBD
肩に‘スペードのエース’を刻む男。その名に恥じぬ、まさしく‘トライアンズ’のエースですね! プレイスタイルは‘エヴェッサ’の‘マイキー・マーシャル’選手と同類の‘オールラウンダー’です!

フリースローに望むカスタス選手 もっと撮っておけば良かった・・・

#41 ティロ・キレット 33P(2P:14/18 FT:5/8) 4AST 18RBD
今回の試合は‘105−94’で‘トライアンズ’が勝利した訳ですが、彼が僕の中でのこの試合の‘MVP’です! ‘ゴール下での得点’‘リバウンド’と試合を通じてインサイドを支配していました! また視野が広く、効果的に外のボールをさばいてアシストするなどチームの勝利に貢献しました。

激しいチェックを受けるキレット選手
では、ここからは‘フェニックス’の立場から見た今回の試合内容について書いていきたいと思います。僕は今回のフェニックスの敗因はHCの‘選手起用’にあると思います。
とはいっても第4クオーターの真ん中ぐらいまでは両チームともシュートミスの少ない競った試合で僕にとっても非常にエキサイトする内容だったのですが、第4クオーター後半から‘フェニックス’の‘マーキース・エスティル’選手のパフォーマンスが‘ガタ落ち’しました。

#50 マーキース・エスティル 15P(2P:6/12) 1AST 15RBD
この選手の特徴ですが、かなり‘セルフィッシュ’ですね・・・ ポストにポジションを取ってボールが入ったら何が何でも自分でいきます。 一度ボールを中に入れてからもう一度外にさばく、いわゆる‘インサイド・アウト’は皆無だったように思われます。だから彼の‘疲労’はこの時間に相当蓄積されていたと思われます。実際、ジャンプ力、パワー、共に低下し、それに応じてボールも手に付かなくなり、インサイドでの得点はもちろんのこと、リバウンドやこぼれ球をことごとく相手に拾われました。
あと、もうひとつの要因となったと思われるのは‘堀田剛司’選手のパフォーマンスです。僕の目から見てこの選手はあまり良くなかった・・・

#5 堀田剛司 30分出場 6P(3P:2/7 2P 0/1) 2RBD
どうやらこの選手はインサイドでガツガツやるのは苦手のようです。しかし、エスティル選手のパフォーマンスが落ちた以上、そしてそれに乗じて‘トライアンズ’がキレット選手を主体に攻めてきている以上、他の誰かが助けなければいけないはず
しかもこの選手は第4クオーター残り3分48秒でやってはいけないプレイをしてしまった・・・
トライアンズのキレット選手が速攻でシュートに行くところに堀田選手がファールに行ったのですが、そのファールがただ身体を当てただけの中途半端で気の抜けたものでした。体格に勝るキレット選手がそんな当たりに負けるはずも無く難なく得点&バスケットカウント・・・ これにはさすがにチームメイトのホーキンス選手も怒りました!
実は、問題はこの後なんですが、HCはこの後も彼を試合に出し続けたのです。‘bj’でも名コーチとして名の通っている‘中村HC’がこんな選手起用するとはちょっと信じ難たかったです・・・

中村HC
僕は、エスティル選手のパフォーマンスが落ち始めたところで‘井上選手’と交代したほうが良かったのではないかと思いました。彼はルーキーながら高さと身体能力があります。この時点で8分出場でスタミナも十分、ファール数も2つと問題なかった訳ですから・・・
特に‘残り3分48秒’でのあのプレイは‘外国人選手’が最も嫌うことです。これで彼は一気に彼らから信頼を失ってしまいました。でも、そこでいち早く彼を交代させていたら、もしかしたらまた気持ちをリセットして反撃できていたかも・・・
あと‘フェニックス’のスタイルで気になったことがもうひとつ・・・
「日本人選手が誰もリバウンドに飛び込まない」
「‘ボックス・アウト’をやらない」
つまり日本人選手によるインサイドでのプレイがほとんど無いに等しいということです。
もちろん‘bj’でもインサイドに積極的飛び込んでいくのはエヴェッサの‘波多野’選手やアローズの‘竹田’選手ぐらいかもしれませんが、それでもどのチームも‘フェニックス’よりかは頑張っている印象があります。
以上のことから僕が思ったことは
「今の‘フェニックス’で‘bj’に参戦したら‘bj’の上位チームにボコられる!」
ということです。‘bj’の‘インサイド’での攻防は‘JBL’のそれよりはるかに激しいです! ですので‘フェニックス’の選手の中で‘bj’に参戦するつもりの選手が居るのであれば、このことを念頭に置いてしっかり身体を鍛え上げ、パワーを付けて挑まないと到底勝つことが出来ないと思います。これが‘bjリーグ’見続けてきた僕から‘フェニックス’に対する‘メッセージ’です。
OSGフェニックスの皆様、‘JBL’のリーグ戦はまもなく終了し、これからいよいよ‘プレーオフ’に入っていくわけですが、新たな気持ちで是非とも‘プレーオフ’を勝ち抜いていって欲しいと思います。 遠くから皆様の健闘を祈っています。そして来シーズンにおける‘フェニックス’との対戦を心より楽しみにしています!

#3 大口真洋 26分出場 18P(3P:4/5! 2P: 0/0) 2RBD 1AST 4STL

大口選手の3Pシュート

#11 クリス・ホーキンス 37分出場 27P(3P:4/9 2P:7/16) 8AST 6RBD


ホーキンス選手とエスティル選手

1・2・3 フェニックス!!


テーマ:bjリーグ - ジャンル:スポーツ
- 2008/02/09(土) 18:57:39|
- OSGフェニックス
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